【田舎フリーランス養成講座】帯広開催1期の講師を終えて思ったこと【いなフリ】

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もういなフリの記事は書かなくてもいいかなと思っていたけど、いざ1ヶ月終わると今の気持ちを残しておきたくなるので今回も書いていこうと思う。

まあ、備忘録として力まずに書いていく。

今回は北海道帯広市を会場としたいなフリに講師メンターとして参加。

結論を言うと、非常に楽しい会ではあったが講師目線で見て不完全燃焼で幕を閉じた会だった。とにかく数字が出なかった。

【結論】大きく稼がせることが出来なかった

お金面(数字)だけを見れば、見る人によっては「失敗」だと言う人もいるであろう結果に終わった。

具体的に言うと、1ヶ月間での収益が5万円に達した人がいなかった。僕の知る限りはほとんどの回で5万円を達成する人は複数人現れる。

とは言え、もちろんこの結果の原因は受講生が頑張らなかったからではない。

みんな必死に食らいついていたし、僕が彼らの姿を見て学ぶことも多かった。

 

ではなぜ数字を出すことが出来なかったのかということを考えると、講師陣が新しい受講生のパターンに対応できなかったからだと思っている。

ズバリ新しいパターンというのが、

お金に困っている受講生がいない

というもの。

通常はお金に困っている人がいなフリに参加してくるパターンが多い。稼いで帰らないと来月の生活も危ういです、という人も中にはいる。

ただ今回はみんな少なくとも半年~1年は今の貯蓄だけで暮らせるという人ばかり。

稼がないと死ぬという状況の人はゼロだったし、中には不動産収入で毎月100万円入ってくるという人もいた

 

つまり、一番モチベーションを刺激しやすい「稼がないとヤバいんでしょ?」という突っつきができず、講師たちが空回りしてしまった。

1人でも爆発的に数字を出せれば周りもそれを見て引き上がるのだけど、それもできず。

そしてお金に余裕がある人に対して、どうやって数字を追わせるのかという課題に対する最適解が見つからずに終わった。

講師メンバーは最高の組み合わせだった

自分たちを養護するわけではないし自分で言うのもなんだが、今回の講師陣は最高のメンバーで構成されていたように僕は思っている。

  • 何でも対応できるノウハウを持っている講師
  • 厳しく言える講師
  • 寄り添える講師
  • 悩みを引き出すのがうまい講師

講師陣全員が信頼し合っているメンバーだったし、役割分担や連携もうまくとれていたとは思う。僕自身これなら何も心配ないと思っていたメンバーだったからこそ、この顔ぶれで数字が出なかったのは悔しい

どうすれば今回のようなパターンで数字を出すことが出来るのか?

そもそも1ヶ月間という短期で数字を出す必要はあるのか?

いろいろ考えたけど、これはこれからの課題だ。

いくらケツを叩いて無理やり作業させて稼がせたところで、人によってはその人のためにならない場合も大いにある。

今回の成功は数字を出すことではなかった?

完全に結果論だし現実逃避になってしまっているかもしれないけど、今回の受講生たちに通ずる成功は「稼ぐこと」ではなかったのかな、とも思っている。

もちろんみんな何かしらの理由がありお金を稼ぐためにいなフリに参加してきたことには変わりないのだけど、それでも1ヶ月間という超短期で稼ぐ必要はなかったのかなと。

これから2ヶ月3ヶ月という時間をかけてゆっくり稼げるようになればそれも1つの成功なのだろうと考えている。

 

そういったこともあり、僕の分野であるブログに関しては講座終了後でもある程度記事の添削をするよという特典を与えておいた。(そもそもブログは1ヶ月で結果が出るものではないが)

そしてさっそく1人から受講後の記事添削依頼が届いた。

せっかくいなフリを通して知り合ったんだし、仕事だからとズバッと切らないで長い目で見て稼げるようになってくれればいいなと僕は思う。

数字「以外」は大成功そのものだった

ここまでネガティブ要素を多く書いてきてしまったが、数字以外に目を向ければ本当にうまくいった会だった。

受講生みんな明るい顔になったし、誰一人として欠けずに終わりを迎えられたし、受講生も講師も潰れることはなかったし。

受講後多くの人がいなフリ周りの環境に残りたいと言ってくれたのも、満足度は非常に高く終われた証だと思う。

いなフリが終わってまだ1週間程度だが既にいすみ市に移って住んでいる人もいるし、そういった面では与えられたものも多かったのかなと安心している。

 

本当にただ一点、数字を出せなかったことだけが不完全燃焼だった。

数字だけが成功の形ではないのかもしれないけど、やっぱり「稼ぐための合宿」なので教え方や鼓舞の仕方は今後改善しなければならないと感じた。

そもそも、いなフリのターゲットが変わってきている説

僕自身がいなフリを受けるよりもさらに前は、とにかくお金を稼ぐことを目標に口座に参加する人が多かったと聞いている。

で、僕が参加した2018年5月にはその名残りはあったものの、猛烈に必死という人は少なかった。

汗水たらして稼ぐことに必死になるよりも生き方を見つけることを目標にやってくる人もいたし、まさに今回の帯広1期は同じくそうだった。

・やりたいことが分からないんです

・フリーランスというものを見に来ました

いなフリにはこういった需要が大きくなっているのかなと感じざるを得ない。

逆に言えば稼がせればいいってものではなくなってきているので、講師をやる難しさや面白さは増していると思う。

学びは多く、非常にやりがいのあったいなフリだった!

いろいろ書いたけど今回も本当にやりがいがあって面白い回だったことは断言できる。学ぶことも多く、僕自身も成長させてもらえたと確信している。

いなフリって毎回いろんな個性をもった人が集まるから、自然と価値観が広がって見えるものも増えて、ワクワクさせてもらえる。

今回はとくにこれまでにないパターンの受講生が集まったから本当におもしろかった。

たくさん刺激を受けたし、自分の課題も見つかった。

ちょうど来月も講師をやることになっているので、存分に楽しみつつも今回の反省点は十分に生かして満足度だけでなく数字も追っていけるようにしたい。

 

みんな、これからも頑張れ!