30歳未経験からSESエンジニアになって辛かったことを正直に話します

プログラミング

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どうも、29歳10ヶ月でエンジニアになったなおや(naoya2_2)です。少しだけタイトル詐欺していますがごめんなさい。

話を戻して僕は上記の通りエンジニアになったのですが、ぶっちゃけ辛いことが多いというのが本音です。自分でエンジニアになることを決意し未経験から目標達成したのにも関わらず、しんどいです。

ということで、おそらくこれからエンジニアになることを目指している人に向けて実体験ベースで辛いことを全て書いていこうと思います!

ちなみに僕はSES企業で働いているので、本記事の話はSESでのお話になります。

【著者プロフィール】
高橋直也(@naoya2_2
フリーランスエンジニア。SEとして主に某企業顧客管理システムの開発、改修を担当している。ブログでは30歳未経験からSESを経てフリーランスになった経緯等を発信中。

未経験のほぼ30歳がエンジニアになって辛いこと

不満

ではさっそく本題に入って、完全未経験からSESのエンジニアになって辛かったことをお話していきます。結論を先にまとめてしまうと以下の通り。

  1. 現場では何も教育がない
  2. リモートワークだとコミュニケーションが取りにくい
  3. 嘘の経歴を話せと言われる(面接時)
  4. いつ契約を切られるか分からない
  5. いじわる気質な人もいる

ひとつずつ詳しく解説しますね。

1.現場では何も教育がない

これはSESだからこそと言えるのですが、即戦力を求めている現場の人が新しく入ってきた人にプログラミング基礎などの教育を行うことはほとんどありません。(現場による)

プログラミングはもちろん、エンジニアとしてのコミュニケーション能力であったり提案力であったり、その辺の能力もあるものとして現場で採用されます。なので何もわからないうちは本当に苦しいと覚えておきましょう。

「分からないことは何でも聞いてね」と言われますが、本当にレベルの低いことを何度も聞いてしまうと契約終了となることも。

この点で言えば、自社開発企業や受託開発をしている企業に入ることができれば解消します。

これから就活をする方で年齢的に若い方や、絶対にSESは嫌だという方は自社開発企業を第一優先で狙うことをおすすめします。

2.リモートワークだとコミュニケーションが取りにくい

このご時世の副産物となっているのがリモートワーク。とくにエンジニアはリモートワークをとりやすい職種であるので、今はもうリモートワークの現場がほとんどです。

そんな中デメリットとなるのがコミュニケーションが取りづらいということ。

何か仕事の上で質問する場合もしっかり伝わる文章を考えなければいけないし、場が穏やかになるような雑談をすることもないし、言葉でのコミュニケーションはほぼ無くなります。

そのため伝わる文章を書く能力も必須

言葉で伝えることは得意な人でも、リモートワークという働き方に苦痛を感じてしまうかもしれません。

3.嘘の経歴を話せと言われる(面接時)

これもSESに限った話になってしまうのですが、未経験から現場に入る際に実務経験が無いとほとんどの場合採用されないので嘘の経歴を話すことを強制されます。(会社によります)

僕自身さすがにこれはマズイだろうと思い調べたのですが、どうやらSES業界の中では当たり前のように行われていることらしいです。業界の害でしかないと思いますけどね。

僕の場合、いきなり営業の社員から経歴書を渡され「現場との面談はこの内容に沿って話して」と言われました。その経歴書には見覚えのない経歴ばかりが書かれていて、見事に捏造されているのです。

30歳で未経験となると嘘をつかないと仕事が取れないというのが現実なのでしょう。

もちろん現場との面談時にはその捏造された経歴についても質問されるので、しっかりとストーリーを考えておかなければなりません。これが本当に苦痛。

なぜこんなことをしなければならないのかというと、理由は2つあります。

  1. 会社としてはとりあえず社員を現場に突っ込めば儲かる
  2. 未経験で入れる現場はほとんど無い

単純に会社が儲かるためという理由と、実際に未経験では現場に入ることができないという理由があります。

現代はエンジニアが不足していると言われていますが、それは言い直すと「仕事のできるエンジニアが不足している」ということ。30歳未経験では現場に入ることさえも難しいのです。

よって嘘の経歴を話さなければならないという不毛な自体が発生するのですが、SESとしてエンジニアになるのであれば受け入れなければならないのかもしれません。

4.いつ契約を切られるか分からない

いつ現場の仕事から退場させられる(切られる)か分からないという点も結構辛いポイントです。もし切られたらまた面談から始め、新しい現場に慣れるところからスタートしなければなりません。

もちろん次の現場が決まるまで仕事の無い期間もあります。

こういった客先常駐ならではのプレッシャーがSESの場合は付きまとうので仕事先が変わることに抵抗感を感じる方は要注意です。

この点は自社開発企業や受託開発企業に入れれば一挙解決なので、これからエンジニアを目指す人の場合はそういった企業を優先的に探してみましょう。

5.いじわる気質な人もいる

エンジニアという職業柄、結構いじわる気質というか人間的に嫌な人に当たることも多い印象。

例えば分からないことを質問しても「そんなことも分からないの?」という雰囲気をあからさまに出してくる人や、日頃から見下したような態度で接してくる人などです。

はっきり言って現場にどんな人がいるかは運なので、もし嫌な人に当たった場合はこういう人もいるんだな、レベルで適度にスルーすることをおすすめします。

どうしても嫌な場合は現場を変えるというのも1つの作戦です。

何事も最初が一番辛いもの。徐々に楽になります

就職

ここまでお話してきたように、未経験からエンジニアになって感じた辛かったことは結構多くあります。もしかしたら30代でエンジニアを目指すのは無謀かな、と感じてしまった人もいるかもしれません。

でも、1つ言わせてください。

未経験で今までと異業種にジョブチェンジするのであればエンジニアに関わらず何でも辛いはずです。

何事も一番最初が最も辛く苦しいもの。

例えば筋トレだって筋肉の少ないうちはただしんどいものですが、筋肉が増えてくれば持ち上がる重量も増えていき達成感を感じるようになって楽しくなるものです。

なので「今は辛いけど徐々に楽になる」という事実に沿って、もう少し食らいついてみてください。

辛さを越える自信がなければ自社開発企業を狙おう

PC

今回紹介した辛さはSESならではのものも複数ありました。もし精神的にプレッシャーを掛けずに仕事をしていきたいのであれば、SESならではではなく自社開発をしている企業に入りましょう。

ただし入社の難易度は高めなのでその点はご承知おきを。

自社開発企業に入れれば以下のデメリットは回避できます。

  • 何も教育がない
  • 経歴の捏造
  • いつ切られるか分からないプレッシャー

これらの辛さが無くなるだけでも比較的働きやすい環境になるはずですので、就活をもっと頑張ってみようという熱量がある方はSESではなく自社開発企業を狙うことを強くおすすめします。

完全未経験よりは基礎知識だけでも身に着けておこう

ノート

プログラミングそのものが完全に未経験でエンジニアなるというのは少し無謀なので、そういった方はまずスクールに通うなどして基礎知識だけでも付けておいたほうが良いです。

多少なり自分でコードを書けないと本当に仕事にならなく、やりたくない仕事を任されるポジションになってしまう可能性もあります。

個人的におすすめのスクールは以下記事にまとめていますのでご参考に。

関連記事:【無料あり】プログラミングスクールのおすすめ5選

ちなみに僕も一番最初はスクールに通って基礎知識を身につけました。

プログラミングスクールは高すぎると感じる方は動画教材などを使って学習するのもアリ。中でもUdemyは教材の作成者に質問を送れるのでおすすめです。

関連記事:プログラミング学習サイトおすすめ10選!独学でスキルUP

【まとめ】未経験でSESエンジニア転職は辛いと覚えておこう

未経験、とくに30歳あたりからのエンジニア転職は厳しく、かつ現場に入ってからも辛いことが多いということは覚えておきましょう。

それとは逆に、一度エンジニアとして現場に入り経験を積んでしまえば高収入を狙うこともできますし今後しばらくは仕事に困ることもないでしょう。

こういった視点で見れば、最初は辛くてもエンジニアになるメリットはとても大きいです。

もし何かきっかけがありあなたがエンジニアを目指すようになったのであれば、ぜひその情熱を灯したまま活躍できるように突っ走ってほしいと思います。

基礎知識が不安な場合は、プログラミングスクールや動画教材で勉強してから仕事を探してみることをおすすめします。

関連記事:プログラミングスクールのおすすめ5選