登山超初心者が『岩手山』登頂に挑んだら何度も心が折れかけたけど感動した話

岩手山 アイキャッチ 旅行・アウトドア

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先日、目が覚めて外を見ると見事に晴れていまして、ふとこんなことを思い付きました。

『岩手山に登ろう

というわけで、登山に関して全く知識や経験のない僕がいきなり日本百名山でもある岩手山にたった一人で登ることを決意。

ちなみに僕の登山経験は、

  • 金山(群馬県):標高239m
  • 鋸山(千葉県):標高330m

この2つしかありません。

 

それに対して岩手山はというと、

  • 岩手山(岩手県):標高2,038m

これまでの経験との差は歴然。

 

でもどういうわけか「なんとかなるだろ」と思って登山用品(靴や服など)も全く買わずに登頂に挑んでしまったわけです。

で、少し考えれば当たり前なことなのですがこの選択が後々僕の心を折りにかかります・・

 

結果どうなったのかと言えば登頂を達成できたのですが、意味わからないくらい疲れて身体中ズタボロになりました。

ただ達成感と大自然の雄大さは圧巻・・!

 

この記事では僕が岩手山に登って感じた苦悩や喜び、そして登山コース、登山にかかった総時間などの情報をまとめていきたいと思います。



初心者向け「柳沢コース」を選択

岩手山は日本百名山の一つとして選ばれていて、いかにも険しくて登頂は難しい印象を受けてしまうのですがしっかりと初心者向けのコースも用意されています。

僕は7つあるコースの中でも初心者向けの「柳沢コース」を選択しました。

登山口

さすがに上級者コースで達成できる自信はありませんでしたので。

 

ちなみに岩手山の登山コースは以下7つ。

  1. 柳沢コース(初心者向け)
  2. 焼走りコース(初心者向け)
  3. 上坊コース(初心者向け)
  4. 七滝コース(中級者向け)
  5. 松川コース(中級者向け)
  6. 御神坂コース(上級者向け)
  7. 網張コース(上級者向け)

何度も、何度も心が折れかけた道中

岩手山へ軽めの気持ちで挑んだ結果、本当に何度も心が折れかかりました。

登山口から何分歩いただろうか。

個人的にかなり歩いて登ってきた気持ちでいた中で標識が目に入り、「お、何かの区切りまで来たかな?」と思い確認したら、、

0.5合目

 

・・・・・・・・!!!

 

0.5合目

\\0.5合目//

 

まだ1合目にも達していないという現実に直面。

これが第1回目のボディーブローでした。

 

ここから急斜面、足や体の痛み、滑ってこける、暑さ、寒さにじわじわと心をやられ本気で辛い時間が続きます・・!

立ちはだかる急な坂道。道ではない道。

色々な苦難が待ち受けています。

 

特に気温変化による体温管理が難しくて、汗だくになったと思ったら寒くなり、そしてまた汗だくになったりと体力を直接奪ってきました。

山に登れば寒くなるだろうということは予想して厚めの上着を持っていったのは正解だったのですが、暑さは全く考慮していなくてタオルを持たずに行ってしまい完全な失敗。。

服が汗で濡れて体温を奪われるので服装には要注意です。

心折れます。

登頂達成時の達成感や大自然からのエネルギーは何物にも変えられない

上にも書いたように、登山の道中はまじで疲れます。しんどいです。帰りたくなります。

でも、登頂を達成した時の喜びはそれら全てを吹き飛ばすほどに感極まるものがありました。

 

まず目標を達成したことに対する達成感!!

単純に嬉しい。登頂するという目標に対して辛い思いをしながらもやり遂げたことに対する喜びはやはり強いですね。

 

そして一面に広がる大自然に心奪われます。自然からのエネルギーは本当に壮大。

山頂 山頂

 

 

個人的に山頂よりも8合目~山頂までの道中がめちゃくちゃ好きで、いつまでも周囲を眺めてられるんじゃないかってほどに感動しました。

この時ばかりは疲れを忘れます。

岩手山 大自然 岩手山 大自然

 

もちろん山頂からの眺めも良いのですが、この日は運悪く山頂に雲がかっていてそこまでの絶景は見られず。残念。

次は快晴の日に別ルートから登ってみようかなと思っています。

 

とにかく、どうして登山をする人は苦しい思いをしてまで何度も何度も険しい山に挑むのかがわかった分かった気がします。実際にやってみて初めて身をもってその気持ちを実感しました。



登山用品(装備)をある程度揃えることは必要不可欠

岩手山に登ってみて痛感したのは、やっぱり登山用の装備をある程度揃えることは不可欠だということ。

今回僕は何も装備を買わずなんとか登頂に成功できましたが、正直言って何度か身の危険を感じましたし足の激痛もありました。

 

中でも特には必須なんじゃないかなと感じています。

普通のスニーカーで登ったのですがめちゃくちゃ滑るし、石が足にめり込んでくるし、もう辛さの極みです。

下山中に少なくとも10回は滑って転びました、、大げさではなく。

登山道なんてすぐ横は崖になっていることも珍しくなく一歩間違えると本気で死にかねないので、靴だけはすぐ買おうと決意。

下山はどうしても歩きに勢いがついてしまい踏ん張ることができないとすぐ転びますし、足にかかる圧力も大きいのでしっかりと足を守ってくれる靴を履いた方がいいと感じました。

 

あとは服(Tシャツ)。

体温管理が出来ないとどんどん体力を奪われてしまうのでやっぱり適したものを選択することが大事ですね。

登山通の友人に話を聞いたら汗の速乾線にも体温の保温性にも優れたものがあるらしいので、ガッツリ登山をやっていくならそこにもこだわっていきたいところ。

岩手山登頂にかかった時間・下山にかかった時間

これから岩手山に登ろうと考えている方の参考になればと、往復にかかった時間も書いておきますね。

山頂まで:約3時間50分

時間

登りは3時間50分ほどで山頂まで到着しました。

ネットで調べた平均所要時間は同コースで5時間らしいので、心折れかかけまくった割には早く着いたなといった感じ。

下山:約3時間40分

下り時間

画像の表示時間は全体の合計時間ですが、下りだけを考えると3時間40分ほど費やしました。

ネットで調べたところ平均所要時間は3時間程度とのことなので結構時間がかかりましたね。転びまくったこともあり、かなり慎重に歩いたことでゆっくりになりました。

やはり登山靴は必須。

 

見ての通り全体で7時間~8時間かかるので、しっかり日没までの時間を計算した上で登山に挑みましょう。

登山は思っていたよりも遥かに魅力的だった

登山

なんで辛い思いまでして山に登るのか?

僕もこの疑問を持っていたことがあります。

 

でも、実際にやってみて予想以上の魅力を感じました。

山頂に到着した時の景色、達成感はもちろん、下山した時の「生きてる感」もまたいいものですよ。生を感じます。笑

 

なんで山に登るのか?そこに山があるからだ!

という登山家ジョージ・マロリーの有名なセリフ(山=エベレストらしいが)がありますが、本当に登山好きな人にとってはまさにこの通りなんだろうなと。

とにかく山頂を目指したくなるのでしょう。

僕はまださすがにその領域にいませんが。

 

ということで、ぜひあなたも機会があれば岩手山登頂にチャレンジしてみてください!

岩手山へのアクセス

✓住所

〒028-7100 岩手県八幡平市