2017年7月に約3年半勤めていた会社を辞めて独立。
そして気付けばもう2018年7月。あっという間に1年が経過しようとしている。
仮に会社を辞めてどうだったと聞かれるならば、その答えは大満足と即答できる。それくらいに変化の大きい1年だった。
収入面、人間関係をゼロから構築した1年間。
今回は会社を辞めてフリーランスになり今日に至るまでの変化を思うがままに書いてみようと思います。
目次
会社を辞めるに至った方法とキッカケ
そもそもどうして会社を辞めたのかということから話してみようと思う。
結論を真っ先に言ってしまうと、それは毎日がつまらなかったから。
別に会社がブラックだったとか人間関係に悩んでいたとかではない。単純につまらなかった。
【朝起きて満員電車に乗り出社し、仕事が終われば満員電車に乗って帰宅する。明日も明後日も全く同じ生活を繰り返す・・】
どう考えてもつまらない。
これを40年間続けられるほど僕の精神は強くなかった。
ただし慎重派な性格なので「つまらない」という理由だけでは辞める一歩がなかなか出ない。結局辞めたのは独立を意識し始めてから2年後のことだった。
その2年間はひたすら自分を洗脳し直した。
- サラリーマンは安定
- 独立して稼げるはずが無い
まずはこういった今までの人生の20年以上をかけて刷り込まれた洗脳に異なった洗脳を上書きする必要があった。
つまり、
- 会社をクビになったら丸裸の自分が残るだけ
- 結局自分で稼げるようになるのが最強
- サラリーマンは雇用だけでなく精神的にも肉体的にも不安定
このような考えを無意識で持てるように情報を浴びまくった。
具体的には、
「ホリエモンの本を何冊も読む」
「イケダハヤトのブログ記事をひたすら読む」
この2つをひたすら繰り返した。
彼らの考えに極端な面があることは分かった上で、2人の発信する情報を毎日浴びた。
そうすると不思議なもので自分も本心から「会社員でいるとヤバい」と思うようになる。
このような洗脳の上書きを2年かけて完了させた。
ちょうどその頃運よく(?)会社から本来の業務内容ではない仕事を押し付けられ、その仕事を断ったことがあった。もちろん説教をくらう。
理解ができなかった。
これが理不尽ってやつか。
しかも会社の先輩たちは「お前は考え方を改めた方が良い」とアドバイスしてくる。
洗脳の上書きが完了していた僕にとってこれが会社を辞める決定打になった。さようなら。
こうして入社から約3年半で勤めていた会社を辞めた。
時間を無駄遣いした感は否めないけど、小心者が会社を辞めるにはこれだけの時間が必要だった。だから自分の直感に素直で行動力のある人を見ると羨ましいし、尊敬さえ覚える。
余談だけど以前自己理解講座というものを受けたことがあって、僕はどうやら安定思考(守り)から目的志向(攻め)方面に自力で少しだけ変化してきたらしい。それも苦痛を伴いながら。
話を聞いた当時は意味がよく分からなかったけど、今思うと無理矢理自分を洗脳し直したことがそれに当てはまっているのかなと感じている。
独立時に感じていた不安と、根拠のない自信
独立時に不安は無かったのか?と聞かれることがたまにあるけど、それはもちろん不安だった。
保育園から大学まで親や学校の先生に示されるがままの道を歩いてきたし、レールを外れるのは初めてだったから不安だらけ。
まったく稼げずに野垂れ死ぬ可能性も何回も考えた。
でもなぜか根拠の無い自信も同時にあった。
独立した時は既にブログを書いていて、月4~5万円くらいの稼ぎはあったしブログの性質も理解したつもりでいたので継続さえすればいけるだろうと本心から思っていた。
結果、現状は満足な状態ではないけれど何とか生きていくことは出来ている。
そしてまだまだ不安は消えない。
根拠の無い自信と不安の共存がなんだかんだ良い割合で自分の中に存在しているのかもしれない。
ちなみに今でもブログだけで月収100万円は稼げるだろうなという漠然とした自信はある。根拠はないし、何年かかるかもわからない。
10ヶ月間の孤独と仲間との出会い
Photo by @wemmick03
プライベートな話になってしまうけど、会社を辞めると同時にそれまで同棲していた彼女とも別れることになった。
家賃や食費のほぼ全てを僕がもっていた(彼女は就職したばかりでお金が無かった)のでこれ以上一緒に住んでいてもお金を払えないし、彼女も彼女なりに挑戦したいことがあったので別々の人生を歩もうという話になった。
会社を辞め、5年間連れ添った彼女とも別れ、一人になった。
約10ヶ月間ほぼ一人で毎日作業をした。
だけどなぜか一人でいる時はそこまで寂しさを感じることはなく、淡々とブログを書いていたように思う。実家に戻らせてもらったこともあり最低限の会話はあったので孤独感は紛らわされていたのかもしれない。
でも2018年5月に参加した田舎フリーランス養成講座によってこの考えは大きく変えられることとなった。
詳しくはこの記事『夢の様な1ヶ月で得たものはかけがえのない仲間だった』に感情の変化を包み隠さず書いたのだけど、簡単に言うと人と関わることの楽しさを知ってしまった。励まし合える暖かさを知ってしまった。
ここで出会った仲間たちの存在は僕の中でかなりデカい。
つまり今は一人で淡々と作業を進めるのは寂しい。あ、今までは孤独だったんだと後から気付いた。笑
ただの馴れ合いになってはみんなにはもちろん僕にとっても結果的にマイナスになってしまうので距離感が難しいところだけど、現状は彼らから明らかにプラスのエネルギーを貰っている。
あとは僕がどう与えていけるか。
うん。独立後1年間で最大の変化は確実にここ。
【一緒に上を目指していける仲間ができた】
この変化をどう自分の成長に生かしていくかが大切だと思っている。
会社を辞めて1年。実家を出て金谷での生活を決心
会社を辞めて1年が経つのでいい加減実家を出ることに決めた。
まさにこの記事を公開するであろう2018年7月8日に移住をする。
移住先は既に決まっていて、先ほど話した田舎フリーランス養成講座が開催された千葉県富津市金谷。
なぜここなのかと言うともちろん住みやすいとか田舎が好きだとかあるんだけど、それよりも変人が多く集まるからだ。
田舎フリーランス養成講座の同期だけで見てもかなりの変人(誉め言葉)が集まった。笑
- 公務員を辞めてフリーランスになる人(複数人)
- 大阪から千葉まで当然のようにヒッチハイクで来るくせに自称コミュ障な人
- 18歳という若さで生き方を自分の頭で考えてフリーランスになった人
- 海外に魅せられ世界一周を目指す人
- 既に活動領域が日本を脱している人
上記の様などこか良い意味でぶっ飛んだ人が集まった。そして今まで単純にレールの上を歩いてきた僕にとって彼ら彼女らに出会った衝撃はめちゃくちゃ強いものだった。
そういった同期たちは当然のように講座終了後もそれぞれが独自の道を自ら切り開いて、新しいことに挑戦して、どんどん進んでいく。
その速度は半端ではない。
【polcaご支援ください!】
西アフリカで活動している人たちに会いに行き、サイト制作やSNS発信を通して活動を広めるお手伝いがしたい!
リターンは現地の子供たちが描いた絵をTシャツorスマホケースにしてプレゼントさせて頂きます!
ご支援お待ちしております🙇♂️https://t.co/vvkLfV1Psa pic.twitter.com/P8xqVRPCX1— Mia🐆アフリカのWebデザイナー (@mia_istraveling) 2018年7月1日
【告知】
いなフリ15期生のなるとこんちゃん(@carmine313191)でラジオをやります!みなさんツイキャスの準備おねがいします👌第1回目は6/14(木) 夜10時~
記念すべき一回目のゲストはゆっきー(@ukiukiyukichama)です!緊 張 し て ま す
— 🐰なる🐍@木曜10時いなフリラジオ! (@oyasumi0s) 2018年6月12日
私は、1日中バリ島の空を眺めるために会社を退職したのだけど
これを伝えると「頭おかしいんじゃないか」という反応をされる。頭おかしいのはどっちだよ、見てみろよ、会社辞めても仕方ないだろ。
って思わせるくらい、本日も美しい空でした。
あー、空見てるだけで幸せ。 pic.twitter.com/devAIvAe5l
— ひより🏝インドネシアのライター (@hiyoriworld629) 2018年6月27日
いなフリ同期の数人は既に新しいことにチャレンジしていて、1つやり遂げようとしている。
比べるわけじゃないけど自分が止まってるように感じる
新しいことを始めたい欲! https://t.co/zcu7SsarNu— るつぼくん🎮月間80万PV (@naoya2_2) 2018年6月10日
衝撃が強くてついツイートしてしまっているけど、こんな人たちの活動を見ていたら自分が止まっているようにしか見えなかった。もちろんみんな目指しているゴールが違うし、比較すべきではないことも分かっている。
けど実家にこのまま住み続けたら確実に置いていかれる。そう思うとゾッとした。
当の本人たちは別に凄いことはやっていないと思っているのだろうから更に恐ろしい。笑
傲慢かもしれないけど、僕の人生の価値観に大打撃を与えてくれたみんなとは同等でありたい。むしろ影響を与えていきたいとも思っている。
そう思った時に少なくとも今の生活を継続する選択肢は完全に無くなった。
出てきた結論は「とにかくまずは環境を変えよう」だった。
そして田舎フリーランス養成講座の開催地でもあった千葉県のド田舎に移住してみることにした。ここには上記のような良い意味で頭のぶっ飛んだ人が他にも数多く集まっている。
そこに身を置こう。
今までの人生で自分を変えるのは「環境」だということは自覚している。
- 実績のある部活動に飛び込んだら全国大会に出場できた
- 大学のサークルに入ったら性格が明るくなった
- サラリーマンになったら性格が暗くなった。感情を表に出せなくなった
- 田舎フリーランス養成講座に勢いで参加したら感情が出てくるようになった
環境を変えることで自分が変わった経験はたくさん思い当たる。
それが良いのか悪いのかはさて置き、僕は周りの環境に左右されやすいのだろう。
だったら自分にとって良い流れに身を投じてみようという結論になった。ここにいれば仲間たちともいつか会えるだろう。
周囲のぶっ飛んだ世界観が「当たり前」に感じるようになればこの作戦は成功。僕自身もそれなりに行動できる人間になっているはず。
これからはそんな自分を目指していきたい。
最後に:今後の人生はどうなるか分からないが新しいチャレンジをしていきたい
こんな感じで会社を辞めた当時から現在までを追って振り返ってみた。
そして今何を思っているかと言うと、僕も新しいことにどんどん挑戦していきたい!と思っている。
会社を辞めてから何をやってきたのかと考えるとブログしかやっていない。本当にただそれだけ。
一つの事に打ち込めていることは考え様によっては良いことなのかもしれないけど、今は生き方の幅の広さと行動力を爆発させている人達を知ってしまったので動きたい欲が湧き上がってきている。
- 旅もしてみたい
- 田舎フリーランス養成講座の講師もやってみたい
- 深海に行ってみたい
- スイスに行ってみたい
などなど、細かく言えばやりたいことはたくさん思い浮かぶので小さなものからでもチャレンジしていきたいと思う。
今後の人生はどうなるか分からない。
だからこそやりたいことはどんどん挑戦していきたい。