どうも!未経験から都内のエンジニアとして採用されたなおやん(@naoya2_2)です。
僕は2017年から3年弱フリーランスとして活動してきたのですが、2019年の末頃に「よし、エンジニアになろう」と一心発起し1ヶ月半の就職活動の末に都内の企業から採用をいただけました。
今回は同じく未経験だけどエンジニアになりたい人に向けて、実際にエンジニアとしての転職を成功させるコツをお話していきます。
ちなみに僕自身の就活記録ですが、
✅期間:約2ヶ月
✅面談だけした会社数:11社
✅選考を受けた会社数:5社
✅内定数:1社
こんな感じなので、最小限の頑張りで転職できる説得力はあると思います。転職活動中の方、またはこれから転職活動を始める方はぜひ参考にしてください。
目次
【前提】エンジニアは不足しているけど、誰でもホイホイ採用しているわけではない
現在多くの企業が「エンジニアが足りない」と悲鳴を上げていることは承知の通りだと思います。実際に転職サイトなどを見ても未経験可のエンジニア求人はたくさんあります。
ただ、当然ですがどんな企業も誰これ構わずホイホイ採用しているわけではありません。
つまりエンジニアへの転職は思っているほど簡単ではないということ。
ぶっちゃけ、僕はエンジニアへの転職は簡単だと思っていました。
求人はたくさんあるし、創業間もないベンチャー企業も多いし、簡単に就職できてなおかつゴリゴリ経験が積めるコスパの良い安だと考えていたんです。
でも実際に就活を始めてみるとそんな甘い訳はなく、、
確かに他の業界と比べたら僕のような未経験の28歳が内定を貰えるくらいなので多少は簡単なのかもしれませんが、それでも余裕を持ちすぎていると足元をすくわれますのでご注意を。
【転職のコツ】未経験からエンジニアになるために必要なこと
では本題に入って、僕が実際に未経験からエンジニアになれた実績から転職のコツをお話していきます。就活を通して大切だと思ったポイントは大きく分けて以下の4つ。
- フロントエンドエンジニアに的を絞る
- なぜ、エンジニアなのか明確にしておく
- 面接用のポートフォリオを用意する
- 最初はやりたくなこともやる覚悟をしよう
それぞれ詳しく説明していきますね。
1.フロントエンドエンジニアに的を絞る
エンジニアと言っても非常に幅が広く、業務内容はもちろんのこと言語による難易度にも大きな差があります。
ざっくりと分けると『フロントエンド』と『バックエンド』の2つがあり、未経験であればまずフロントエンドに的を絞るべきです。
というのも、フロントエンドはWebページなど表面的なことをプログラムするものでそこまで難しくないからです。
それに比べバックエンドはサーバーの構築だったりユーザー情報を管理したりするものでプログラムが難しく、とても未経験者がすぐに仕事にできるものではありません。
もちろん会社側も未経験者にバックエンド開発は難しいことを知っているので、いきなりバックエンド専門の会社や部署に突撃しても砕け散る可能性が極大なのです。
将来的にバックエンドエンジニアを目指す場合もフロントエンドの知識は必須となるので、難易度の低いものから順番に階段を登っていき、少しずつ難しい勉強をしていくことが賢明でしょう。
2.なぜ、エンジニアなのか明確にしておく
他の業種からエンジニアへの転職の場合、面接でほぼ100%の確率で「なぜエンジニアになろうと思ったの?」という質問が飛んできます。
これに対する答えは必ず自分の中で用意しておきましょう。例えば、
『将来的に作ってみたいアプリがある』
『実際にコードを書いてみて楽しめている』
などなど。
僕の場合は実際に作ってみたいものを3つほど具体的に考えておき、面接時に話していました。
あまりおすすめしない答えは『お金を稼げそうだから』『仕事に困らなそうだから』などですね。本音であっても面接官にあまり良い印象を与えないのでやめておきましょう。
実際にプログラミングを『稼げそうだから』で始めると挫折する人は多いので、面接抜きに今後エンジニアとして働きたいのであれば再度理由を明確にしておくことをおすすめします。
3.面接用のポートフォリオを用意する
未経験者OKの求人ほど、どれだけやる気があるのかに焦点が当てられ面接時に評価されます。そこで用意しておきたいのが面接官に見せることができるポートフォリオです。
ポートフォリオというのは実際にアプリやWebページなどを作った成果物のこと。
当たり前ですがいくら言葉で「やる気だけは誰にも負けません」と言ったところで信用されるはずもなく、形で見せるのが最も効果的で手っ取り早いです。
僕自身もポートフォリオ作成し面接時に見せるようにし始めてすぐ内定が出ましたので、ポートフォリオの効果は絶大と言えます。むしろ必須。
未経験なんだから何も作れないよ!という声が聞こえてきそうですが全然そんなことはなく、今は自分で学べる教材がたくさんインターネット上にありますので誰でもポートフォリオを作ることが可能です。
いちばんオススメなのは『Udemy(ユーデミー)』という動画教材サイト。
プログラミング言語ごとにたくさんの動画教材があり、ぶっちゃけ動画の通りに進めていけばプログラミングを分からずとも1つの成果物が完成します。
最初は完全に理解しなくてもいいので、Udemyを使ってポートフォリオを作ることを強くおすすめします。
4.最初はやりたくないこともやる覚悟をしよう
未経験採用の場合、正直に言っていきなりコードを書かせてもらえる仕事を与えられる可能性は極めて低いです。どういうことかと言うと、最初の数カ月間はエンジニアと全く違う仕事を与えられるということ。
僕が実際に見てきた会社の例ですと、
- 半年間は派遣社員として接客業をやる
- 研修を終えて実力が付くまでは給料なし
などですね。
会社側としては未経験者を雇うわけなので非常にリスクが大きく、なおかつお金にならないので仕方がないと言えます。
研修中でも給料をもらう代わりにできる範囲で働きに出る必要があるということです。
未経験採用の会社はこういったシステムのところが多いので、最初はやりたくないこともやる覚悟をもっておくことが大切です。
未経験エンジニアの採用面接でよく聞かれたこと
ここでは実際の面接で僕がよく聞かれたことをまとめておきます。
あなたが採用面接を受ける場合にも同様のことを聞かれる可能性は非常に高いので、即座に答えられるよう準備しておいてください。
頻出①:志望理由を教えて下さい
新卒採用でもありきたりな質問ですが、中途採用でも志望理由を聞いてくる会社は多いです。
この質問の場合「なぜうちの会社なの?」というニュアンスが強いので、他の会社と差別化できる答えを用意しておきましょう。
返答の例として、
『未経験なので研修システムが魅力的だった』
『御社が開発した〇〇を実際に使って感銘を受けた』
などなど、できれば他の会社では代替できない内容が理想です。
ですがぶっちゃけ「この会社しゃなきゃダメだ」というくらいの理由ってなかなか無いと思うので、その場合はうまく誤魔化しましょう。
志望理由が分からない時の切り抜け方
なぜこの会社なのかという志望理由は意外と難しい問いで、いくつもの会社を受ける中で全てに最適な理由を見出すのは至難の業です。
なので困った時の切り抜け方として実際にあった一例を共有します。
友人にが転職活動をした時の話なのですが、なぜうちの会社なのか、という質問に対して、
『縁だと思ったからです。数ある企業の中から御社を見つけたことがすでに奇跡で、こうして話していることにも強い縁を感じているからです。』
と回答し、見事内定を勝ち取ったそうです。
理想の答えではないですか、志望理由がどうしても思い付かない場合にはぜひ試してみてください。もちろん、本気の顔で言うこと。
頻出②:なぜエンジニアになろうと思ったのですか?
上記で触れた内容とも被りますが、他の業界からエンジニアになる際によく聞かれる質問で、会社への志望理由以前になぜエンジニアなのかという問いです。
これに対する答えは今後の人生にも関わってくるので、面接云々を関係なしに明確にしておきましょう。
ちなみに僕が用意していた答えは、
『エンジニアの友人の仕事を見て興味を持った』
『実際にWebページやアプリを作ってみてとても面白く感じた』
『VR動画の配信サービスやアプリを作りたい』
このようなことをその場で繋ぎ合わせて回答していました。
やはり「〇〇を作りたい」「既に〇〇を作っている」という具体的な意思や行動に絡めてエンジニアへの気持ちをアピールすると効果的です。
頻出③:なぜ就職しようと思いましたか?
これは僕がフリーランスだったので聞く面接官が多かったのかもしれません。当然の疑問ですね。
なのでフリーランスの方や、前職を辞めてから長く期間が空いている方は就職しようと考えている理由を用意しておきましょう。
回答例としては、
『チームで仕事をしたい』
『エンジニアとして共同開発をするスキルを身に付けたい』
などが挙げられます。
頻出④:エンジニアになって作りたいものはありますか?
エンジニアになったその先を問う質問。何か作りたいものが具体的に決まっていれば考えているものをそのまま伝えましょう。
アプリやWebサービスなど何でも良いですが、できれば面接をしている会社と関連付けられるものがベスト。
フロントエンドの採用面接を受けているのにTwitterのようなサービスを作りたいと言っても若干ズレているので、その場合は「将来的には」という体で話しましょう。
頻出⑤:前職はどんな仕事をしていましたか?
前職の仕事内容について聞かれることも多いです。
目的は分かりませんが、おそらく真剣に業務に取り組んでいたかを見られていると思うので、業務内容についてできるだけ細かく説明することをおすすめします。
ただ前職で社外秘になっているような情報は話さないように注意してください。
どんな部署で、具体的にどんなことをやっていたかを話せばOK。
頻出⑥:前職でやりがいを感じた経験はどんなことですか?
これも前職での経験を問う質問。
実際に仕事をしていてやりがいを感じたことや嬉しかったことを話しましょう。もし前職がブラック企業で何も無かったとしても、比較的事前に答えを用意しやすいので必ず考えておくこと。
正直に「ない」と答えてしまうと仕事にやりがいを見出だせないと受け取られてマイナス評価を受ける可能性が高いのでおすすめしません。
頻出⑦:前職を辞めた理由はなんですか?
転職であれば前職を辞めた理由も高確率で聞かれます。新しいことにチャレンジしたくなったのか、前職がブラック企業で辛かったのか、何かしらの理由があると思います。
『エンジニアとして挑戦したくて~』という回答が無難ですが、もし前職がブラックだったのであれば素直に伝えても良いでしょう。
そうすればもし面接を受けている会社が同じようなブラック企業であれば落としてもらえるので、時間差で苦労することがなくなります。
逆に、
『仕事がおもしろくなくて~』
『やりがいを感じられなくて~』
という回答はNGで、同じくすぐ辞められてしまうのではないかという印象を与えマイナス評価になってしまいますのでご注意を。
エンジニア転職におすすめのサービス/エージェント
エンジニアへの転職を目指すなら、その目的に合った転職サービスやエージェントを利用することをおすすめします。
「どこも同じじゃないの?」と思うかもしれませんが、エンジニアになるならITに強いエージェントの方が求人数も多く専門知識を持っているアドバイザーも多いので迷うことなく就活を進めることができます。
未経験エンジニアとしての就職を考えている人にピッタリなエージェントは以下の3つ。
おすすめ①:レバテックキャリア
- Web業界に特化した転職エージェント
- 1人に対して2人のエージェントが付いてくれる
- 求人数も十分に多い
レバテックキャリアはエンジニア職やクリエイター職などWeb業界に特化された転職エージェントです。2020年3月現在で「ITエンジニア転職・求人」の数は5,859件。
かなりの数の求人があることが分かりますね。
また、レバテックキャリアは求職者1人に対して2人のエージェントが付いてくれるので、履歴書や面接など多くのフィードバックを受けることが可能です。
エンジニアへの想いが強いのであれば必ず登録しておきたいエージェントです。
おすすめ②:マイナビエージェントIT
- 業界トップレベルの求人数
- 非公開求人も多数あり選考を有利に進められる
- エージェントのサポートが手厚い
マイナビエージェントITは20代、30代に強い転職エージェント。名前の通りITに特化しているので担当となるエージェントも専門知識を持ち合わせている人が多く、しっかりとサポートしてくれます。
名前の通りマイナビエージェントITは株式会社マイナビが運営しているため非常に知名度があり求人数が多く業界トップレベル。
また、一般に公開されていない非公開求人の数も多く、エージェント側から紹介された会社へは比較的倍率の低い状態で選考を進めるので内定の可能性も高くなります。
エンジニアとして好待遇で大きなプロジェクトに関わりたいのであればマイナビエージェントITは非常におすすめです。
おすすめ③:TechClipsエージェント
- 高収入(500万円/年 以上)の求人のみを紹介してくれる
- 現役のエンジニアがコンサルタント
- 約93%の人が転職後に給料UPの実績
高収入&高待遇を求めるならTechClipsエージェントがおすすめ。
他の転職エージェントとは違い現役のエンジニアがコンサルタントを務めてくれる点も特徴的で、現場目線からのアドバイスやサポートを受けることができます。
また、取り扱っている会社が自社開発案件を持っている会社に絞られていますので、客先常駐をせず自社での仕事を担当可能となります。
収入面や待遇面を重視する方はぜひ登録しておきましょう。
未経験からエンジニアになるコツまとめ
未経験でエンジニアになるコツや実際に面接で聞かれた質問などを紹介してきました。最後に転職のための重要なポイントをまとめると、
- なぜエンジニアになりたいのか明確にしておこう
- 必ずポートフォリオを用意しよう(Udemyで簡単に作れます)
- フロントエンドに絞ると可能性大幅UP
以上のようになります。
また、転職へはエージェント選びも大切です。記事内で紹介した3つのエージェントはエンジニアになるなら登録しておいて損はないので、早めに登録を済ませておきましょう。
もちろん全て登録は無料です。