プログラミングを学んでエンジニアになりたいと考える人は多いですが、それと同時に「自分はプログラミングに向いていないんじゃないか?」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。
もちろんプログラミングにも他の仕事と同じ様に、人によって向き不向きがあります。
そこでこの記事では「どんな人がプログラミングに向いていないのか」を考え、事前にあなた自身を向き不向きをざっくりと判断しておきましょう。
プログラミングは向き不向きによって場合によっては非常に苦痛な仕事になってしまう可能性もありますので、一度客観的に自分を分析してみることをおすすめします!
目次
プログラミングに向いていない人の5つの特徴
それではさっそくですが、プログラミングに向いていないだろうと考えられる人の特徴を5つにまとめましたので紹介していきます。
ひとつひとつ自分に当てはめて考えてみてください。
①:PCに向かい続けることが苦手な人
当たり前ですがプログラミングは営業職や接客業などに比べると圧倒的にPCに向かっている時間の長い仕事です。なのでずっと椅子に座っていることや、そもそもPCが苦手な人には厳しいと言えるでしょう。
もちろんPCに向かってコードを書くことだけがプログラマーの仕事ではないので一概には言えませんが、少なくとも開発段階では大きな苦痛を感じることとなってしまいます。
長い間PCに向かい続けられるかどうかもひとつの判断材料となります。
②:コミュニケーションが苦手な人
プログラマーはひたすらコードを書くだけの仕事というイメージが強いかと思いますが、実際はそうではなくコミュニケーションを必要とする場面も多い仕事です。
というのもチーム開発が基本となるため、チーム内でのミーティングやクライアントの要望を的確に汲み取り伝達したりと言葉によるコミュニケーションが非常に大切だからです。
また、1つのプロジェクトを複数人で進めていくため、自分だけでなく他の人にも分かりやすいコードを書く必要があったり、コードの意図を伝える能力も必須。
このようにプログラマーはコミュニケーション能力も非常に大切になるので、ただコードが書けるだけで務まるものではないです。
③:物事を理論立てて考えることが苦手な人
物事を理論立てて考えるプログラミング的思考も大切です。
“理論立てて考える”とは物事の因果関係をはっきりと捉えて考えることで、曖昧さを残さない思考法を指します。
例えば、
「秋になると太る」
という一文だけでは”秋になる” ことと “太る”ことに因果関係は見られず理論立てられていないことになります。
「秋になる」→「食欲が増す」→「太る」
このように物事を細分化し、それぞれに因果関係をもたせて考えて結果に繋げる考え方が理論立てる考え方になります。
プログラミングはコンピュータが相手なので、最初から最後までを理論立てて命令しないとプログラムは動いてくれません。
④:新しいものに強い抵抗感を感じる人
プログラマーは常に新しいものに触れ、新しいものを作っていきます。
言語やライブラリがアップデートされればその都度新しい知識を付ける必要がありますし、最新の技術を学び続ける必要もあります。
なので日頃から新しいものに触れることが好きな人ほど臨機応変に対応することができる傾向があり、逆に新しいものを毛嫌いしがちな人には難しいものとなってしまうでしょう。
⑤:ものづくりが嫌いな人
プログラミングはものづくりです。
なのでそもそも作ることが嫌いな人、苦手な人はプログラマーに向いていません。作ることに喜びを感じたり達成感を感じることができなければプログラマーを続けていくことは不可能です。
逆に子供の頃からプラモデルを作ったり折り紙をしたり絵を描いたり、DIYで何かを作ることが大好きな人であればプログラミングへの適性もあると考えられます。
繰り返しになりますがプログラミングは創作活動です。
単純な消費者でなくそれらを作り出す生産者になりたい人には向いている仕事と言えるでしょう。
まずは無料で適正を診断してみよう
上記では5つの適正判断基準をお話しましたが、もちろんこれらだけで適正が正確に判断できるわけではありません。
以下サイトでは無料でエンジニアへの診断ができるので、気になる方はやってみることをおすすめします。
■マナラボ エンジニアやプログラマーの適性がわかる『CABテスト』
CABテストというエンジニアやプログラマーなどITに関わる仕事への適性を診断することができます。主に図形パターンの読み取りや暗号解読のテストになっていて、難易度は高め。
こちらはプログラミングの外枠でもあるエンジニアリング業界そのものへの適正診断となります。あなたの考え方を問う設問で構成されていますので時間がかからず気軽に診断できます。
こちらもCABテストとなっていますが、マナラボよりも若干シンプルな作りです。そして時間制限がハッキリと決められているためより正確な診断が可能です。
もしプログラミングに向いていない場合はどうすればいいの?
もしかしたら「プログラミングに向いていない特徴」に当てはまってしまうけど、それでもプログラミングをやりたい!という人もいるかもしれません。
そういった人はどうすれば良いのでしょうか?諦めるべきなのでしょうか。
向いてなくてもひとまずやってみよう!
結論は全くそんなことはなく、まずはとりあえずやってみることをおすすめします。それからの判断でも全く問題なし。
性格的にぶっちゃけキツイかもしれないし、しっかりとした成果が出せない可能性もありますが、やる前から諦めるよりも一旦トライしてみた方が断然に良いです。
プログラミングの面白さに目覚める可能性もあるわけですから、自分でやってみてから判断しましょう。
ただし、いきなり転職はリスクが高いです
「プログラミング向いていないかも」と少しでも思うのであればいきなり転職するのではなく、まずは独自で勉強を始めるなり副業として始めてみるなりすることをおすすめします。
というのも本業にしてしまったら、もし本当にプログラミングに向いていなかった場合に逃げ道がなくなってしまうからです。
なので収入は別で確保しつつ少しずつ始めていきましょう。
プログラミングに向いていない人の特徴まとめ
今回はプログラミングに向いていない人の特徴の解説と、無料で適正診断できるサイトの紹介をしてきました。
もう一度プログラミングに向かない人の特徴をまとめておきます。
- PCに向かい続けることが苦手な人
- コミュニケーションが苦手な人
- 物事を理論立てて考えることが苦手な人
- 新しいものに強い抵抗感を感じる人
- ものづくりが嫌いな人
プログラミングはコードを書くだけでなく、チームやクライアントとのコミュニケーションも非常に大切な要素になってきます。
また理論立てて考える能力も必要なので、無料で出来る診断も試してみることをおすすめします。