『スパルタキャンプに興味あるけど参加はちょっと不安!』
そんな悩みを解決します。
今回は無料でプログラミングを教えてもらえるスパルタキャンプに僕自身が1ヶ月参加してきましたので、実際に受講してわかった実態を体験談含めお話してこうと思います。
- プログラミングに興味あり
- スパルタキャンプに応募しようか迷っている
このような方の参考になればと思います!
- スパルタキャンプの概要
- 1ヶ月間の大まかなスケジュール
- 本当にスパルタ?実体験のお話
- たった1ヶ月間でプロフェッショナルになれるのか
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目次
スパルタキャンプとは?完全無料でプログラミングが学べます
まず、そもそもスパルタキャンプって何なのかというお話から。
スパルタキャンプとは岩手県八幡平(はちまんたい)市で定期的に行われているプログラミングスクールで、なんと参加費が無料というあり得ないプロジェクト。
冒頭でも言いましたがホリエモンチャンネルでも取り上げられています。
一般的にプログラミングスクールと言ったら最低でも10万円以上の参加費がかかるはず。そのハードルを取っ払って誰でも最初の1歩を踏み出せる最高の環境になっています。
1ヶ月間の無料合宿の中で取り上げるプログラミング言語は時期によって変わるので希望の言語を学べるかはその時々の運次第になってしまうのですが、そんなの関係無しにスパルタキャンプを受けることにはメリットしかないのでプログラミングへの第一歩を踏み出したい方はぜひスパルタキャンプという選択肢を頭に入れておきましょう。
ちなみに僕が受講した言語はiOSアプリ開発に使われている「Swift(スイフト)」という言語。完全未経験の僕でもスパルタキャンプを受けそれなりのアプリを作れました。
一部紹介。
↑カウンターアプリ↑
+ボタンと−ボタンでカウントを上げ、真ん中のボタンで0にリセット。
↑チャットアプリ↑
某有名アプリのようなチャットアプリも講義を受けて作れます。スパルタキャンプやべぇ。
↑おみくじアプリ↑
iPhoneのジャイロセンサーを使ったアプリで、iPhoneを振るとおみくじを引けます
↑カウントダウンアプリ↑
生年月日を入力すると死ぬまで(80歳まで)のカウントダウンを行うアプリ。これは僕のオリジナルで、最終課題の題材にしました。
これらの他にも地図アプリやクイズアプリなど、短期間の間にこれでもかってくらい多くのアプリを作成!
スパルタキャンプSwift編のスケジュールを公開
無料のプログラミングスクールなんてなんだか怪しい・・
少なからずそういう不安を持つ人もいると思うので、ざっくりと1ヶ月間のスケジュールを公開します。基本的に講義をじっくり聞いて作業するのは土日のみ。
- (土)講義1日目:環境構築・基本・メモアプリの作成
- (日)講義2日目:アプリ共同開発のやり方・メモアプリに機能追加
- (月~金):各自課題の消化、作業、勉強
- (土)講義3日目:課題の解説・クイズアプリ作成・ライトセーバーアプリ作成
- (日)講義4日目:マップアプリ作成・カメラアプリ作成
- (月~金):各自課題の消化、作業、勉強
- (土)講義5日目:課題の解説・あみくじアプリ作成・天気予報アプリ作成
- (日)講義6日目:チャットアプリ作成・最終課題について
- (月~金):各自課題の消化、作業、勉強
- (土)講義7日目:最終課題を進める
- (日)講義8日目:最終課題の成果物をプレゼンテーション
こんな感じで基本をじっくりやる、というよりは用意されたレジュメを参考にしつつどんどんアプリを作っていくイメージ。
ちなみに基本や文法についてはキャンプ開始前に事前課題が出されるので各自である程度は勉強しておく必要あり。
平日はみんな各自で勉強するなり、八幡平を楽しむなりして過ごせます。
遊ぼうと思ったら遊べますが1ヶ月間で実力をつけたいなら遊んでいる時間はありません・・!
どうしても怠けてしまいそうだという方は、いっそ有料スクールに通うのも選択肢としてアリかとは思います。以下の記事で詳しく解説していますので参考にどうぞ。
関連記事:【40社から比較】プログラミングスクールおすすめランキングTOP10
本当にスパルタ?実際にスパルタキャンプを受講した印象
「スパルタキャンプ」とう名前からして、なんだか厳しそう、怖そう、心折れそう、、という心配を持つ人もいます。参加者の中にも最初は不安だったという方は数人いました。
ですが。
結論から言うと全くスパルタ感はありません。
スパルタキャンプの黒幕である中軽米さん(@caesar_magnus)も、講師のみなさんも優しさの極み。
とはいえSwift編を受講したメンバーは講師の優しさや無料という点に甘えることは無く、平日もがっつりコードを書き最終の金曜日には朝6時まで作業 & 一睡もしないというツワモノも。
【午前3時30分】
スパルタキャンプSwift編、最終日に向けてひたすらコードを書きまくる。スパルタ過ぎやべぇ…#スパルタキャンプやべぇ pic.twitter.com/wafzGblyQn
— なおや🌿ブログ×プログラミング×八幡平 (@naoya2_2) 2018年11月10日
自分を自分で追い込むセルフスパルタキャンプの実態を目の当たりにしました。笑
怒鳴られることは一切ない
スパルタいう言葉からか、とにかく怒られまくるようなイメージですが実際は全くそんなことはありません。
怒鳴られるなんてもってのほか。
ぶっちゃけると、毎週出される課題を1週間やらなくても問い詰められることは一切ありません。あくまでやるかやらないかは自己判断と自己責任。
もちろん無断欠席やぶっとんだマナー違反、ルール違反をしたら問い詰められて除名させられる可能性もありますが、やるやらないや能力の不足でぐちぐち言われることはありません。
名前にビビりがちですが、その点はご安心ください。
付いていけなくても4人の講師が徹底サポート
プログラミング未経験で講義に付いていけるかわからない、、という不安もあるかと思いますが、講師が徹底的にサポートしてくれるので心配ありません。
コードを書いていて分からないところがあればその都度講師の誰かを呼べば横に付いて教えてくれますし、エラーだらけで収拾がつかない時も助けてくれます。
ですが、逆に言えば困った時に自分から質問しないとどんどん付いていけなくなるのでそこは要注意。
- とりあえず手を挙げる
- 「エラーが消えません」
- 「話聞き漏らしました」
とりあえずこのあたりを言えば助けてくれるので安心して質問してOKです!
- スパルタ的に厳しいことは全く無い
- セルフスパルタになりがち
- サポート体制万全なので怖くない!
でも正直、実質6日間の講義だけで実力をつけるのは難しい
スパルタキャンプは1ヶ月間のプログラムになっていますが、実際にの講義を聞きながら作業するのは土日のみ。さらに最後の週の土日は最終課題に取り組む時間となるので実質6日間だけの講義になります。
で、このたった6日間だけでバリバリのプログラマーになれるかというと絶対にそんなことありません。
スパルタキャンプは魔法じゃないのでほんの数日間参加しただけでプロフェッショナルになれるという幻想は捨てましょう。
プログラミングに関わらずスタートからたった1週間弱でスペシャリストになれるわけがありませんから、いかに講義以外でも自分から進んで学んでいくかが肝になります。
- 平日も自発的に勉強する
- スパルタキャンプ終了後もコードを書き続ける
この2点は頭に入れておいてほしいところ。
平日も自発的に勉強する
スパルタキャンプの期間内で実力をつけるには平日の過ごし方も大切。
やっぱり講義の無い平日もゴリゴリ勉強していたメンバーは必然的に能力が高くなったなと感じました。
僕は1日中ブログのことを考えてしまったり、スパルタキャンプとは関係ない資料作りをしたりと関心が散らばってしまいちょっと反省。。
短い期間の中で力を付けたいのであれば自由な時間の過ごし方もよく考えましょう。
ちなみに講義のない平日でも講師の方への質問はし放題なので、行き詰まって進めない・・とはならないのでご安心を。
スパルタキャンプ終了後もコードを書き続ける
スパルタキャンプでプログラミングを学び、これからプログラミングを仕事にするんだ!と感じたのであれば当然スパルタキャンプ終了後の勉強も大切!
上にも書きましたが、たった1ヶ月間でバリバリのプログラマーになれるかと言ったらほとんどの人が無理でしょう。
プログラミングを実務とし、仕事としてやっていきたいのであればスパルタキャンプ終了日こそがスタートライン。
学んだ基礎を固めつつ更に上を目指して書きまくりましょう!
もちろん僕もプログラミングは続けていこうと思っています。
30歳まで(残り2年半)にはプログラミング継続して食いっぱぐれないようになろう。
1ヶ月やってみて思ったのは、ブログの100倍は自分のちょっとした成長を感じやすいので継続はしやすそう。
僕は亀タイプなので何事も急成長できない🐢
継続が命だし、継続が武器🐢— なおや🌿ブログ×プログラミング×八幡平 (@naoya2_2) 2018年11月9日
- 短期間でスペシャリストになることは難しい
- 講義以外でどれだけ勉強するかが大切
学ぶための環境は最高!
1ヶ月間住み込んでスパルタキャンプを受ける人は特に環境も気になるところ。
学習環境や宿泊環境についても見ていきましょう。
平日も利用できる学習スペース(起業家支援センター)
学習環境は曜日に関わらず起業家支援センターを利用できます。
時間は午前9時~午後6時頃まで。もちろんWiFi完備。
平日も都合が合えば講師の方が来てくれるのでチンプンカンプンの人でも安心です。
平日も土日も、基本この起業支援センターに引きこもることになると思います。
宿泊施設が最高!大自然のロケーションと入り放題の温泉
宿泊施設も最高!
スパルタキャンプそのものが無料なので宿泊費無料で、温泉に入り放題。
宿舎から見える景色も絶景・・!
毎朝この岩手山に挨拶してから1日が始まります。
ただ、宿の場所がド田舎なので田舎が嫌いな人には少々つらいかも。近くで自由に買物は出来ないし、車がないと移動もままなりません。
僕自身は田舎と自然が大好物なので、僕にとってはこれ以上無くリラックスできる最高の場所でした。
- 平日も自由に起業家支援センターを利用できる
- 宿泊施設が最高!温泉入り放題・絶景
楽しい1ヶ月間が待ってるよ!!
スパルタキャンプSwift編終了!
面白い人ばかりに囲まれて、アプリも作れるようになって刺激の多い貴重な時間を過ごせました。スパルタキャンプやべぇ!!!#スパルタキャンプやべぇ https://t.co/BFvfwwyTeU
— なおや🌿ブログ×プログラミング×八幡平 (@naoya2_2) 2018年11月12日
スパルタキャンプに1ヶ月参加しての感想は、
楽しかった!!(しんどいことも含めて!)
これに尽きます。
もちろんプログラミングが分からなすぎて辛かったこともありますし、最終課題の作成が終わるのかどうか不安になることもありました。
でも、楽しかった。
メンバーに恵まれ、講師に恵まれ、環境に恵まれ、最高に楽しい1ヶ月間を過ごすことができました。
年齢だってみんなバラバラ。
10代の大学生から40代のぶっとんだ方までみんなで遊び、助け合って切磋琢磨した1ヶ月間。
プログラミングを勉強しつつも学生時代のような青春を味わえたような感覚になりました。
- プログラミングに興味がある
- 大自然のもとで暮らしてみたい
- 学生時代のように楽しみたい
このような方はぜひともスパルタキャンプに応募して人生をガラッと変える1ヶ月間を過ごしてみましょう!
高橋直也(@naoya2_2)
フリーランスエンジニア。SEとして主に某企業顧客管理システムの開発、改修を担当している。岩手県八幡平市で開催されたスパルタキャンプ参加をきっかけにプログラミングを始め、エンジニアとして活動中。