「プログラミングを独学したいけど効率良い学習サイトが分からない!」
そんな悩みを解決します。
独学で学べるプログラミング学習サイトを紹介していきます
プログラミングは初学者ほど理解が難しいもので、それゆえ独学で勉強するのは大変です。
そこで今回は数あるプログラミング学習サイトの中でも比較的使いやすく、そしてスキルが身につきやすい学習サイトをまとめて紹介していきます。
僕自身もこれらのサイトを使いエンジニアとして働き始めることができましたので参考になるはずです。
プログラミングを独学で学びたい方はぜひ使ってみてくださいね。
目次
自分に合ったプログラミング学習サイトの見つけ方
まずプログラミング学習サイトを紹介する前に大切な話をしておきます。
当たり前なのですが、それは人それぞれ自分に合うプログラミングの学習方法は違うということです。なぜなら人によって学びたい言語も異なれば、楽しいと思える学習方法も異なるから。
とりあえず全部試してみろ、と言いたいところですがそんな時間も無いと思いますので、ざっと自分に合うプログラミング学習サイトの見つけ方を紹介します。
学びたい言語から学習サイトを選ぶ
どんな言語を学びたいのか明確な場合は、当然その言語を扱っている学習サイトを利用する必要があります。サイトによって扱っている言語は異なるので事前に確認しておきましょう。
まだ勉強したい言語が決まっていない場合は「何を作りたいのか」という観点からざっくり決めることをおすすめします。
言語ごとにできることはザックリと以下の通り。
言語 | できること |
HTML/CSS | Webページ制作 |
PHP | WordPress |
Swift | iOSアプリ制作 |
Python | 人工知能 |
もちろんまだまだ多くのプログラミング言語が存在しますが、代表的なものは以上となります。
作りたいもの、やりたいことが明確になれば学ぶべき言語も自然と決まりますので、まずはプログラミングでやりたいことを考えてみましょう。
身に付きやすい学習形式を選ぶ
学習形式の差も大きなポイントです。
サイトによってテキストでの学習となるのか動画での学習となるのか、形式が大きく異なります。人によって身に付きやすい学習形式は違いますのでいくつか試してみましょう。
ちなみに、学習形式は大きく分けて以下の3つがあります。
- テキストで学ぶ
- 動画で学ぶ
- ゲーム感覚で学ぶ
【テキストで学びたい人】向けプログラミング学習サイト
最初に、テキストを読んで学ぶタイプのプログラミング学習サイトから紹介していきます。
動画や音声よりも本やWeb上の記事の方が効率的に身に付くと感じている人はテキストタイプがおすすめ。
①:Ruby on Rails(ルビー オン レイルズ)チュートリアル
学習サイト | 対応言語 | 日本語対応 | 利用料金 |
Ruby on Railsチュートリアル |
| 対応済み | 無料 |
Ruby on RailsチュートリアルはWebアプリ開発に最適な言語「Ruby on Rails」専門の学習サイトで、有名な書籍を日本語化したものです。
環境構築からはじまりアプリの作成、ユーザー登録のシステム、作り方を学ぶことができます。
レベル的には中級者からの人におすすめの学習サイトなので、正直全くの初心者がRuby on Railsチュートリアルからいきなり入ると挫折しがち。
まずはUdemyやProgateを使って入門レベルを突破してからRuby on Railsチュートリアルを利用することをおすすめします。
②:Cyllabus(シラバス)
学習サイト | 対応言語 | 日本語対応 | 利用料金 |
Cyllabus(シラバス) |
など、その他多数 | 対応済み | 無料 |
シラバスは無料でWebアプリとWebデザインを学習できるサイトで、実際に開発を行う手順で講座を進めていけるのでより実践的な技術が身に付きます。
Webアプリを学ぶ講座では、開発環境を整えるところからはじまり、Linux、Railsを使ってTwitterや掲示板のクローンを作成する内容です。一通り終えれば自分でWebアプリを作れるようになるカリキュラムとなっています。
もう一つのWebデザインを学ぶ講座では、HTMLやCSS、Illustratorなどを使ってサイトを作成し、サーバーへのアップロード方法やSEOについても学ぶことができる内容になります。
このように開発の最初から最後までを通して身に付けられる学習サイトです。
【動画で学びたい人】向けプログラミング学習サイト
次に、動画と音声で学ぶプログラミング学習サイトです。
動画タイプは見本とペースを合わせて実際に手を動かすことができるので、まだコードを書いたことのない初学者でも経験が身に付きやすく非常におすすめです。
③:Udemy(ユーデミー)
学習サイト | 対応言語 | 日本語対応 | 利用料金 |
Udemy(ユーデミー) |
など、その他多数 | 対応済み (動画によっては非対応) | 1,200円~ |
僕が最も頻繁に活用しているのが「Udemy(ユーデミー)」という動画形式のプログラミング学習サイトです。Udemyでは実際に現役エンジニアとしてシリコンバレーなどで働いている方たちが出している動画教材で、非常に幅広い言語、ジャンルの教材を配信しています。
HTML/CSSなどのフロントエンドに始まりPHPやPythonなどのバックエンド、さらにはPhotoshopやIllustratorなどのプログラミング以外のデザインソフトの教材までもが揃っています。
動画は有料ですが、約20時間にも及ぶ動画を1,500円程度で購入できるので非常にお得。
これだけで一つのポートフォリオを作ることも可能です。
ただ、動画教材の定価は1万円~2万円以上と高価なのでセール実施まで購入を待つことをおすすめします。セール中は1,200円~2,000円程度で購入可能で、さらにセールは頻繁に実施されているので長期的に待たされることもありません。
分かりにくいところは質問することもできますので、学びたい言語が決まったら優先的に使っていきたいサービスです。
④:ドットインストール
学習サイト | 対応言語 | 日本語対応 | 利用料金 |
ドットインストール |
など、その他多数 | 対応済み | 無料 |
3分の動画でプログラミングを学べる学習サイトで、動画の総数は5,000本以上。
1つの言語に対してのカリキュラムの数は90を超えるものもあり(CSSなど)多く感じるかもしれませんが、動画1本が短いのでサクサクと先に進むことができます。通勤通学などの隙間自慢にサクッと学べる点も魅力。
時間のあるときは動画を見るだけでなく、実際にエディターにコードを書き出しながら学習することをおすすめします。
⑤:Paiza動画ラーニング
学習サイト | 対応言語 | 日本語対応 | 利用料金 |
Paiza動画ラーニング |
など、その他多数 | 対応済み | 無料 |
プログラミング学習後に転職まで考えるならPaiza動画ラーニングがおすすめで、学習したものを企業にポートフォリオとして提出することもできます。
各言語の入門講座は全て無料で受講可能。応用的な講座は有料となりますが、それでも月額880円で全ての講座が受講可能となります。
教材は1本3分程度の動画となっており停滞感を感じることなくどんどん先に進むことができる上に、面倒な環境構築不要のエディターで実際に手を動かしてプログラミングを学習できます。
⑥:YouTube(ユーチューブ)
学習サイト | 対応言語 | 日本語対応 | 利用料金 |
YouTube(ユーチューブ) | 多数 | 対応済み | 無料 |
YouTubeには教材形式のプログラミング学習動画が大量にアップロードされているため、これらを利用して無料で学ぶこともできます。
おすすめは岩手県八幡平市で行われている無料でプログラミングを学べるスクール「スパルタキャンプ」の講義動画。現役エンジニアが講師として解説している講義を受けられるので非常におすすめで、実際に講義で取り扱っている成果物を作り上げることもできます。
ただ、動画はライブ配信をそのままアップロードしたものなので動画1本の再生時間は非常に長く、知りたいところをピンポイントで学習しにくいという欠点もあり。
時間に余裕があり、かつ最初から(環境構築から)学びたい場合はぜひスパルタキャンプのYouTube動画も参考にしてみましょう。
もちろん他にもYouTubeでプログラミングのノウハウを発信している人は多いので、レベルに合った動画を見つけてみてください。
⑦:Udacity(ユダシティ)
学習サイト | 対応言語 | 日本語対応 | 利用料金 |
Udacity(ユダシティ) |
など、その他多数 | 対応済み | 無料 |
Udacityはプログラミング言語にとどまらず、機械学習やロボティクスなど幅広いジャンルを網羅している学習サイトです。基本的に無料で受講可能。
有料コースも用意されており。こちらに登録すると就職のための支援サービスまで受けることができるようになります。プログラミングを学習後に就職までを考えている場合は有料コースの利用もおすすめです。
ただしサイト内は英語ですので、満足に利用するには英語のスキルも必須。
⑧:Schoo(スクー)
学習サイト | 対応言語 | 日本語対応 | 利用料金 |
Schoo(スクー) |
など、その他多数 | 対応済み | 無料 |
Schooはプログラミング言語はもちろんのこと、マーケティングやWebデザインなどWebを使った仕事に必須なスキルを幅広く学ぶことができる学習サイトです。
大きな特徴としては、講義が生放送で配信されるという点。
なので講義を聞いて分からないところがあれば、その場ですぐに質問でき回答してもらうことが可能なのです。
※講義終了後に質疑応答の時間が取られることが多い
やはりプログラミングを学ぶ場合、講師と直接コミュニケーションを取れることは大きなメリットでスキル習得も速くなる傾向があるので積極的に質問を投げかけ、早めに疑問を無くしておきましょう。
ほとんどの配信は無料で視聴可能ですが、見逃した配信を含め全てのコンテンツを利用したいなら月額980円からのプレミアムサービスに加入することをおすすめします。
【ゲーム感覚で学びたい人】向けプログラミング学習サイト
最後にゲーム感覚でプログラミングを学ぶことができる学習サイトです。
楽しみながらレベルアップしつつモチベーションを維持しやすいのがこれらサイトの特徴で、まだプログラミングに面白さを感じていな人におすすめ。
⑨:Progate(プロゲート)
学習サイト | 対応言語 | 日本語対応 | 利用料金 |
Progate(プロゲート) |
など、その他多数 | 対応済み | 無料 有料コース:980円/月 |
ゲーム感覚でレベル上げを行いながらプラグラミングを学ぶことができる学習サイトのProgate(プロゲート)です。対応している言語も多く初学者には非常におすすめ。
初級レベルの教材であれば無料で利用可能ですし、上級編を利用する場合も月額1,000円ポッキリ。
まずは無料で学べる初級編からトライしてみましょう。
Progateの欠点を挙げるとするならば、記述するコードを的確に誘導してくるが故に身に付きにくいと感じる点です。Progateで学んでもいざ別のエディターで同じコードを実装しようとしても覚えられていないことがしばしば。
なので延々とProgateで学ぶことはあまり得策ではなく、基礎だけ掴んだら他の学習サイトに移ることをおすすめします。
⑩:Codecademy(コードアカデミー)
学習サイト | 対応言語 | 日本語対応 | 利用料金 |
Codecademy(コードアカデミー) |
など、その他多 | 非対応 | 基本無料 有料コース:$19.99 |
Codecademy(コードアカデミー)は登録ユーザーが2,500万人を超える大規模なプログラミング学習サイトです。豊富な対応言語とコースが配信されていて、自分のレベルに合ったコースで学習することが可能。
また、初心者が躓きやすい環境構築を必要とせず、すぐにコードを書いて覚えられます。
基本無料で利用可能で、個別のサポートを受けたい場合は有料のプロコースも用意されているのでCodecademyでどんどんステップアップも可能です。
1点残念なのが、ほぼ日本語に対応していないという点。
過去に日本語対応を進めていたようですが今はストップ。英語を難なく理解できる人に向いた学習サイトと言えます。
おすすめの学習手順と学習サイトの使い方
ここからは僕の主観となりますが、上記の学習サイトを使ったおすすめの学習手順をお話していきます。その手順は、
Progateで基礎を学ぶ → Udemyで実際に成果物を作り上げる
この流れ。
紹介してきたようにたくさんの学習サイトがあるので絶対に上記の手順でなければいけないことはありませんが、逆にたくさんのサイトを使いすぎることはおすすめできません。
入門レベルの教材1つ + 成果物を作れる教材1つ
これだけで十分です。
学習サイトで基礎ばかりを何周も学ぶことは絶対にNGで、プログラミングの上達を妨げる原因になります。なので基礎を軽く押さえたらどんどん作りたいものに取り掛かりましょう。
※たまにProgate初級編を5周以上してる人がいますが、やめましょう
分からないところはその都度ネットで調べればOK。プログラミングは実践で学ぶほうが圧倒的に上達します。
繰り返しになりますが、
入門レベルの教材1つ(Progateなど) + 成果物を作れる教材1つ(Udemyなど)
これだけで十分です。
【まとめ】プログラミング学習サイトのおすすめ
プログラミングの独学に欠かせない学習サイトのおすすめ一挙紹介してきました。
学びたい言語や学習形式によって合うサイトは人それぞれ変わってきますので、ぜひあなたもピッタリな学習サイトを見つけてみてください。
これからの時代プログラミングの能力は必須と言っても過言ではないので、この機会に学習をスタートさせることをおすすめします!