何かと悪評高いSES企業。
そんなSES企業に就職した僕(naoya2_2)ですが、確かに多々の問題を肌身で実感しています。例えば、
- 常駐先クライアントには嘘の経歴を伝える
- 現場で一切研修がない(嘘の経歴を伝えているから当たり前)
などなど、結構業界の闇を感じることもあります。
ですが、良くないことばかりではないことも事実です。SESという就労形態はうまく活用すれば自分にとって大きなメリットになる部分もあります。
今日は実際にSESとして現場に入ってみて感じたメリットとデメリットをズラッと紹介していきます!特にこれからエンジニアになりたい人は絶対に知っておいた方が良いで、ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
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目次
ここが悪!SESのデメリットを語る
SESは悪ばかりじゃない!と言ったとしても、やはり悪があるのは事実。これは僕も実際に働いてみて実感していることであります。
デメリットとしては多くの人が言われている通り、大体以下の通りです。
デメリット①:嘘の実績を話す必要がある
これは会社にも依るのですが、現場へ出向するための面談で強制的に嘘を付かされるところもあります。
例えば一切現場で働いた実績が無いのに2年間の経験があるように話さなければならないなど、自分のためにも現場のためにもならないことをやらされる可能性があるのです。
なぜかと言うと、未経験者を受け入れてくれるクライアント(現場)がほとんどないから。
社員を現場で働かせないとSES企業にとっては赤字を垂れ流すだけなので、無理やりにでも現場に突っ込もうとします。もちろん嘘の実績で現場に入ったとしても本人に当然実力は無いので苦しむだけ。
現場の人にとってもメリットは皆無なので、嘘の実績を偽るSES業界の実態は本当に悪だと思います。
デメリット②:給料が非常に安い
エンジニアと聞くと結構収入が高いと思うじゃないですか。でもSESのような企業に正社員として入ってしまうと逆にめちゃくちゃ安いです。
おそらく1年目だと年収300万円前後になります。
エンジニアで高収入なのは基本的にフリーランスだけなので、その点は頭に入れておいてください。
デメリット③:経験を積めない現場もある
デメリットの中で最も強烈なのが、経験を一切積めない現場に当たってしまうこともあるということです。全然開発をさせてもらえずテスターであったりPCを設定するだけの仕事であったり。
エンジニアになるからには経験を積んでフリーランスになり高収入を狙っていく人が多い中で、このような経験にならない仕事でに時間を費やすのは本当にもったいないです。仕事はラクかもしれませんが、経験が積めないのであれば正直SESで働くメリットがありません。
ハズレ現場に当たってしまった場合はできるだけ早く抜け出しましょう。
ここが良いところ!SESのメリットを語ります
SESはデメリットばかりが目立ったしまいがちですが、考え方によってはメリットとも受け取れる特徴が多くあります。
メリット①:就職活動で内定を得やすい
SESは就職活動で内定を得やすいです。というものとにかく現場に派遣できる人を求めているので、基本的に経験が浅くても就職できます。
裏を返せば入社してからがキツイのですが、兎にも角にも経験値を積める環境を得なければどうにもなりません。特に30代で未経験の人などは自社開発企業に入るのは非常に難しいので、まずSESを経る選択もおすすめです。
メリット②:半強制的に現場に入れる
例えキツくても、半強制的に現場に入り実績を得られる点がSES最大のメリットではないでしょうか。僕がそうであったように、アラサーの未経験でもエンジニアとしてのキャリアをスタートできます。
実力の無いままに現場にブチ込まれようとも、最初は現場で役に立てなかろうとも、とにかく現場に入れます。現場に入ってしまえば「未経験」という肩書きを手放すことができ、今後も仕事を獲得しやすくなります。
ただ、最初は本当にキツイ。
最初のキツさを乗り越えられるのであればSESという事業形態は大きなメリットになり得るのです。
エンジニアだけではく何事も最初が最もキツイので、どうせキツイのなら未来の明るいエンジニアでもがいてみようじゃありませんか。
メリット③:現場をクビになっても給料は得られる
SESは出向先の現場で役に立てずクビになっても、雇用元をクビになるわけではないので収入が途絶えることはありません。
次の現場が決まるまでの待機期間も正社員である限り収入は発生します。
こう考えれば自分の実力が足りないことに極度のプレッシャーを感じすぎることもなくなるので、ストレスを抑えつつ自分のペースで成長することが可能です。
メリット④:ハズレの現場からは逃げ出せる
全く経験を積むことができない現場や、明らかにブラックな現場などいわゆるハズレの現場からは逃げ出せることもSESのメリットです。自分のためにならないと思ったら次の現場に移れば良いだけ。
もちろん前述の通りSES企業の正社員であれば次の現場が決まるまでの待機期間も最低限の収入は確保できます。ポジティブな捉え方としても、1つの現場で得られるものを全て得たら次の現場に移動して新しいスキルを習得することも可能です。
このように現場を転々とできることこそがSESの大きなメリットであり、この特徴は攻撃的にも守備的にも活用できるのでぜひ覚えておいてくださいね。
2~3年実績を積んだらSESから抜け出そう
SES企業に就職しても今後の人生をずっとSESで過ごすのは正直おすすめできません。少し触れましたが、エンジニアで高収入を得られるのはフリーランスになってからです。
フリーランス専門のエージェント「レバテックフリーランス」を覗いてみると、単価の低い案件でも50万円以上。高単価は100万円以上の案件もあります。
※画像参照:https://freelance.levtech.jp/
当然高単価案件ではそれなりのスキルと実績が必要ですが、エンジニアになった先には月50~100万円の未来があるということ。
ですのでSESはあくまでフリーランスになるまでの経験値を積む場所と考え、長くとも3年の実績を得たら早めにフリーランスへ転身することをおすすめします。
今はフリーランスエンジニア専門のエージェントで仕事を探せるので、自分で営業する必要もありません。
レバテックフリーランスは実際にどんな仕事があるのか確認することができるので、これからフリーランスエンジニアを目指していこうと考えている方はぜひ登録しておきましょう。
もちろん無料で登録できます。
【まとめ】未経験からエンジニアになるにはSESも賢い選択だと思う
今回は悪評ばかりが目立つSESについて、良いところもあるということを伝えるためにメリットやデメリットを紹介してきました。
個人的に感じるSESの特に大きなメリットとしては、
- 半強制的に現場経験を積むことができる
- ハズレの職場からは逃げ出せる
やはりこの2つが非常に大きいと感じています。
僕がアラサー未経験からエンジニアになれたのはまさにSESのおかげですし、ほんの少しの根性さえあれば誰でも再現可能だと思っています。
ただやはり最初はキツく給料も低いので、あくまで将来フリーランスエンジニアになるための過程にすぎないという意識で実績を積むことを目標にSESを利用させてもらうことがベストです。
フリーランスになったらどんな仕事があるのかイメージしておきたい方はレバテックフリーランスに登録しておくことをおすすめします。