どうも。どんな性格診断を何度やっても必ず内向型という結果になるなおや(naoya2_2)です。
おそらくこの記事を読んでいる多くの方はどことなく人生に生きづらさを感じているのではないかと思います。
- 仕事での生きづらさ
- 人間関係での生きづらさ
など、何かしら生きづらさの悩みを抱えているのではないかと思います。そして、それは自分に能力が無いからだと思っていませんでしょうか?
仕事が遅くて怒られたり、人との会話が苦手であったり。
でも、それらの原因は必ずしもあなたの能力に原因があるわけではなく、内向型な性格のためかもしれません。
この記事では、なぜこうした内向型の人ばかりが生きづらさを感じてしまうのか。またどう生きれば生きやすくなるのかをお話していこうと思います。
漠然と生きづらさを感じて悩んでしまっている方はぜひ最後まで読んでみてください。
目次
あなたは内向型?簡単な質問に答えてみてください
まずあなたが自身の性格を判断するために、以下の簡単な3つの質問に答えてみてください。
- 大人数より、2~3人で話すほうが好き
- どんなに楽しくても人と会った後は一人になりたい
- 電話や他人の声が気になって仕事に集中できない
上記に当てはまるほど内向型の気質が強い
上の問いに当てはまるほどあなたは内向型の気質が強く、生きづらさを感じやすい性格と言えます。これは基本的に生まれつき持った気質ですので、大きく変えることは難しいものです。
もっと詳しく自分の性格について診断してみたい方は以下も参考にしてみてください。
こちらではあなたの性格を診断し、16通りのパターンの中から見つけることができます。内向型の中でもさらに8パターンに分類されますので詳しく知りたい方は参考にしてみてください。
ちなみに僕は内向型の中のIFNPという診断結果になりました。
【結論】内向型が生きづらいのは外向型に有利な世の中だから
では内向型の人間がなぜ生きづらいのかというと、結論はズバリ世の中が外向型に有利な設計になっているからです。
仕事を例に挙げてみても、いかに外向型が評価されやすいものになっているか分かると思います。
刺激が多すぎるオープンオフィス
現代の会社はほとんどがオープンオフィスになっていると思います。一人ひとり壁で仕切られているわけではなく、部屋一帯を見渡せるようなオフィス構造です。
まずこれが内向型を苦しめます。
無差別に耳に入ってくる雑音や会話、関係ない場所で鳴っている電話のコール音、常に視界に入る人影、後ろを人が通る気配など、刺激に敏感な内向型にとって最悪の環境です。
内向型の人は刺激の一つ一つを敏感に感知してしまうので、このようなオープンオフィスでは全く集中できません。
これに対して外向型の人は刺激に鈍感なので、全く気にせず自分の仕事に集中できます。
どちらが仕事で成果を出し易いかは明白ですよね。
積極性やスピードを求められる職場
仕事には積極性が求められます。会議での積極的な発言や何でも挑戦する行動力など、職場で求められることはほとんどが外向型が得意なことです。
それに対して内向型が得意な『じっくり考えて発言する』『リスクの可能性を熟考してから行動する』などは求められず、仕事が遅いという判断を下されて終わってしまいがち。
そりゃ生きづらくて当然です。
内向型の人は発言前に頭の中で情報を整理する時間が必要であったり、何も考えずとにかく行動することが苦手であったりするため会社のような積極性やスピードを求められる環境が非常に不向きと言えます。
飲み会の参加率が評価の対象になっていることも
内向型の苦手なこととして大きいのが、特に親しくもない人と興味のない雑談をすることです。外向型の人はとにかく人と会話することでストレスを解消し、エネルギーを充電できるのですが内向型はそうはいきません。
内向型がストレスを解消するには一人になることで、飲み会で発散することは難しいのです。
さらに誰と飲むのかという点も非常に重要で、仕事の上司との飲み会の場合はストレスが溜まる一方になってしまうでしょう。
また上司も人間ですので飲み会に参加してくれる人を気に入って無意識に評価を上げる可能性が高く、参加しても楽しめない内向型にはとてもしんどいものになってしまいます。
内向型の人間は30%以上いるのに周りがみんな外向的に見えます
約3~5割ほどが内向型だと言われていますが、あまり実感の無い人も多いのではないでしょうか。統計的には周りの3人に1人が内向型なのに、苦しんでいるのは自分だけに思えてしまいます。
多くの人が外向型を振る舞っている
その理由として、多くの人が外向型を振る舞っているからです。
内向型の人はこれまでの人生経験の中から外向的な人のほうが得をしやすいことや魅力的に見えること、評価されやすいことを知っています。
だから自分も外向的にならないと。変わらないといけない。と強く強迫観念を感じ、無理やり外向的に自分を捻じ曲げてしまいがちなのです。
確かに外向的に振る舞うことはある程度技術でカバーすることができ、内向型でない振る舞いをすることも可能です。現に僕自身も自分を変えなければいけないと強く悩んだことがあり、訓練をして「内向的に見えない」と言われることもあります。
でも、訓練した人でも根っこは内向型。
そのまま外向型のような振る舞いを続けていればどんどん苦しくなってしまい、疲れ果ててしまいます。
外向的に振る舞えるように訓練するのも一つの生存戦略ですが、最後はそのまま内向型の自分を受け入ることが生きやすくなるためのポイントになります。
内向型が生きやすくなるための3つのポイント
内向型の人間がより生きやすくなるには以下の方法をおすすめします。
①戦う場所を変えよう
ここまで話してきたように、基本的にこの世の中は内向型の人にとって成果を出しにくく評価されにくい形になっています。
そんな中、世の中のルールを得意としている外向型が半数以上いるフィールドで戦い続けるのは非常に苦しいものです。
なのでいっそのこと戦う場所を変えてしまうこと。
外向型を良しとする社会からは離れて、自分のルールで生きられる環境に動くのもストレス無く生きていく1つの戦略です。また、外向型の人が苦手とする「継続」を武器に戦うのも良い作戦です。
会社の環境が生きにくいのであれば、転職を視野に入れたりフリーランスに挑戦してみたりなど少しずつで良いので場所を変えるための準備を進めてみてください。
②毎日書くことで思考を整理しよう
内向型の多くの人は文章を書くことで思考が整理され頭の中がスッキリします。
特に内省を多くする人は、無意識のうちに他の人よりも多くのことをより深くまで考え続ける傾向があります。これは決して悪いことではないのですが、時にはネガティブなことを考え続けてしまうこともあり良くない部分も存在します。
毎日少しでも良いので、日記を書くなりブログを書くなりして頭の中に溜まっている思考をアウトプットしましょう。
③一人になれる時間を必ず確保しよう
内向型人間には一人の時間は必須です。上記2つのポイントよりもさらに重要なことなので、できれば最優先で時間を作ってください。
というのも、内向型の人はエネルギーの回復のため1人になる必要があるからです。
外向型はその逆で、みんなと遊んだりパーティに参加したりアクティブに人と触れ合うことでエネルギーを回復します。
おそらくこの記事をここまで読んでくださっているあなたは、パーティに参加するよりも一人で読書をするほうがホッとするのではないでしょうか?
昼間は仕事で常に人と関わり、仕事の後も飲み会などに参加し遅くまで他の人と一緒にいたら内向型は心身のエネルギーを回復する時間がありません。飲み会という同じ行動でも、内向型は疲弊し外向型は回復するのです。
これが、飲み歩いていつまでも元気な人と疲れてしまう人との違いです。
僕たちは外向型のエネルギー回復に付き合っていたらいつまでも回復できませんので、程よく見切りを付けて就寝前に少なくとも1~2時間くらいは一人でゆっくり過ごす時間を設けましょう。
【まとめ】生きづらいのは世間の仕組みのせい。生きやすい仕組みを自分で作ろう
今回は、内向型の人間がなぜこうも生きづらいのか?ということに焦点を当ててお話してきました。
結論をシンプルにまとめると、
世間が外向型の生きやすい仕組みになっているから
ということです。職場環境から評価されやすい人間関係など、どれをとっても内向型には苦手なことばかり。言ってしまえば内向型の人間は生きづらくで当然なのです。
そんな僕たち内向型が気持ち良く生きるためには、自分で生きやすいお仕組みを作ることが大切です。
- 外向型の人が苦手としている分野で戦う(一つのことをじっくり長く継続する、など)
- 毎日文章を書いて思考を整理する
- 一人になれる時間と空間を確保する
これらを少しずつでも良いので意識して、生きやすい環境を自分の手で作ってみましょう!